エロ語呂世界史年号&日本史年号 +α

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エロ語呂世界史講義2:現在トルコがある場所は重要

■テキスト『エロ語呂世界史年号』の関連ページ
   →11・19・34・36・71・78・80・135・137・149・160・163・175など


こちらがすごく好きで親しみを持っているのに、向こうはいまひとつピンときていない。
そんな片思いってありますよね?
日本に対してそんな片思いをしている国がトルコ共和国です。

1890年のエルトゥールル号(トルコの軍艦)遭難の際に日本がトルコ人を救出したり、1904年の日露戦争〔→160ページ〕で日本がロシアを破った結果、トルコが解放されたりということから、トルコは日本に恩を感じてくれています。

最近でこそ、あちこちの屋台でドネル・ケバブ(回転式焼き肉)が売られるようになり、眉毛の太い濃ゆい顔のトルコ兄ちゃんたちが増えてきましたが、まだまだトルコに関しての認知度はそれほど高くないような気がします。

たとえば、あなたは世界地図上で正確にトルコ共和国の位置を示すことができますか?
おそらく正確にトルコの位置を示すことができる日本人は100人中37人くらいでしょう。
この記事の最後に地図を載っけておきましたのでご覧ください。

現在トルコ共和国がある、この半島をアナトリア半島または小アジアと言います。どちらも世界史を学ぶ上で覚えておきたい地名です。

「アナトリア」とは、ギリシア語で「日が昇る場所」という意味の「アナトリコン」が語源です。
「穴」という単語が入っているため、大変エロ語呂向けの地名となっています。
二千年以上も経って、はるか彼方の島国で、そんなくだらない用途で「アナトリア」という言葉が用いられるとは、古代ギリシア人たちもさぞかし無念でしょう。

それにしても「小アジア」という呼び方はいかがなものでしょうか?
元々はヨーロッパの人たちは、アナトリア半島のことを「アジア」と呼んでいました。

ところが、アレクサンドロス大王が「わはははは! アジア征服じゃあぁーーーっ!」と叫びながら、アナトリアを占領し、さらに東へ東へ領土を広げるうちに〔→19ページ〕、かなり広い範囲が「アジア」と呼ばれるようになりました。

そこで元々のアジアだったアナトリア半島を「小アジア」と呼ぶようになったのです。
どうもこのあたりの言語感覚が現代日本人とは異なるようです。
現代日本人なら「元祖アジア」「本家アジア」、または「元アジア」「本アジア」などと名付けるのではないでしょうか?

神奈川県に湘南地方という地名があります。大磯が発祥で、徐々にその範囲が広がっていきました。
だからと行って大磯を「小湘南」と名付けたら、大磯の人々はちょっとばかり気分が悪いのではないでしょうか? 

日本ではどちらかというと、「小」の字は「小京都」のように、「オリジナルでない方」を指すようなイメージがあります。
それに「小湘南」では「少々難」と聞こえて、ますます気分を害しそうです。


それなのに、現在トルコ共和国があるアナトリア半島を「小アジア」とずっと呼ばれ続けています。


話は必要以上に逸れて大きく蛇行しましたが、とにかく「アナトリア半島(=小アジア)」の場所はぜひ覚えておきたいものです。

古代のヒッタイト帝国が栄えた地〔→11ページ〕、ビザンツ帝国オスマン帝国の主要部などなど、非常に重要な歴史の舞台となってきた場所なのですから。

ここを押さえておかないと、世界史を学ぶ上で知識に大きな穴が空くことになります。
その穴、とりあえず埋めておきましょう。

お後がよろしいようで。

アナトリアの位置

《おすすめの本》
やっぱりトルコといえば、まずこの本でしょう。ほのぼのとしたマンガの中にディープなトルコ情報が満載。読めばきっとトルコに行きたくなったり、トルコ語を勉強したくなるはず。全5巻。



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エロ語呂世界史講義1: アメンホテップ4世の宗教改革

■テキスト『エロ語呂世界史年号』の関連ページ →11・19

「あたしにも意見を言わせてよ」
「ションベン臭い小娘は黙っとれ!」

こんな会話が未だに日本のどこかで交わされているのかどうか知りませんが、言葉通りに受け止めるとしたら、「ションベン臭い」とは「アンモニア臭ぷんぷん」ということになるでしょう。

そこで、もし彼女が世界史に詳しかったら、こんな反論をすることもできるかもしれません。


「あら、アンモニアの匂いって神様の匂いなのよ」
「へ? なんじゃあ、そりゃ?」


今から2300年ほど前(紀元前320年頃)、ヨーロッパのマケドニアという国に、アレクサンドロスという強い王様がいました。
ここでは親しみを込めて彼をアレックスと呼ぶことにしましょう。

アレックスは戦争によってどんどん領土を広げて行き、エジプトも支配下に置きました。
アレックスはエジプトの神様・アメン(またはアモン)を祀る神殿を訪れると、なんとも言えない匂いが漂っていました。

このころ、アメン神殿では動物の糞を燃やして灯りをともしていたので、どうやら糞を燃やす匂いだったようです。

アレックスが「むむむ、これは何の匂いかな?」と神官に尋ねると、神官は「ははーっ! これはアメン神の匂いでございます」と答えました。

このエピソードから、「アメンの匂い」という意味の「アンモニア」という語が誕生したという伝説があります。


「こら、小娘! 糞はアンモニアじゃなくて硫化水素の匂いだろうが!?」
「え? だって、そういうエピソードなんだもん!」


アメン神殿の近くでアンモニア塩が採れたためという説もあります。
何にしても、古代エジプトの偉大な神様アメンがアンモニアの語源になったことには間違いなさそうです。

ついでに、アンモナイトという貝の名前や、ヨルダンの首都のアンマンもアメン(アモン)神が語源となっています。

このエラーイ神様を信じるのをやめて、別の神様を信じようとした王様がいました。
古代エジプトでは王様のことを「ファラオ」と呼んでいたことも覚えておきたいものです。

「ファラオ」の語源が古代エジプトの言葉で「ペエル・アア(大きな家)」であることまで覚えておくと、そこはかとなく自慢して友人からウザがられることができます。

話は戻って、「もう、アメン神を信じるのやめ! 新しくアテン神を信じるもんね。みんなもそうしろ!」と言い出したファラオの名前をアメンホテップ4世と言います。

名前に思いっきり「アメン」という言葉が入っていますね。
「アメンホテップ」とは「アメン神は満足する」とかという意味なので、このままではアテン神を信仰するのに大変不都合です。

そこで、彼は自ら名前を「アクエンアテン」と変えました。「アテン神に役立つ者」とか「アテン神に愛された者」というような意味です。

親が子供に阪神ファンになってほしくて「虎吉(とらきち)」と名付けたら、成長して巨人ファンとなってしまい、自ら「巨人(ひろひと)」と名前を変えたような感じです。
なんだか、かえってわかりにくくなってしまったような気がしないでもありません。

だいたい、なんでアメンホテップ4世が新しい神様を信じる気になったかというと、アメン神殿の神官(神様に仕える人)がだんだんと調子こきはじめて、ファラオに対しても偉そうな態度を取り始めたからです。

小物に限って、ちょっとした権力や権威を手に入れると、勘違いして急に態度がデカくなるという現象は古代エジプトも現代日本も変わりません。

このようなこざかしい神官どもをヘコますためには、「お前らの信仰している神にはもう用はねぇんだよ!」と見捨てるのが一番です。

そこで、太陽神であるアテンを新たな信仰対象としたワケです。そして自分がアテン神に一番近い存在なんだぞ、とアピールしたんですね。

アテン神のみを信仰したので、これが人類史上初の一神教ではないかという学者さんもいるようです。

ついでに芸術も今までとは違った感じにしようと企てます。
だいたい宗教と芸術には密接な関係がありますから、宗教が大きく変われば芸術も大きく変わっても不思議はありません。

その結果、アマルナ美術という写実的な、つまりリアルな美術が誕生します。
「ファラオの像もリアルに!」という方針の結果、アクエンアテンは非常に変わった風貌であったことが、生々しく現在に伝わっています。
残された像を見ると、顔が長すぎますし、目がつり上がりすぎですし、唇が厚すぎますし、下腹がぽっこりしすぎです。

このアクエンアテンは、姉妹と結婚し(当時としては当たり前)、トゥト・アンク・アテンという子供を残します。「アテン神の生き写し」というような意味の名前です。

ところが、アクエンアテンが死んでしまうと、息子はアメン神を信仰するようになり、名前をトゥト・アンク・アメン(アメン神の生き写し)と変えてしまいます。

彼こそが黄金マスクで有名なツタンカーメンその人です。

「トゥト・アンク・アメン」と早口で10回ほど繰り返すとあ~ら不思議、「ツタンカーメン」と聞こえるようになります。

つまりアクエンアテンはツタンカーメンのおとっつぁんだったんですね。

こうしてアテン神への信仰はアクエンアテンの時代のみで終わることとなりました。

ツタンカーメンはアテン神の信仰を捨てるときにつぶやいたそうです。
「あんなオヤジの子に生まれるとは、ひどい悪縁。あてんなんないなぁ、アテン神も。」

お後がよろしいようで。

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